「エコーウイルス11型」を全国調査へ 厚労省、感染の新生児3人が急性肝不全などで死亡

https://www.sankei.com/article/20250306-M33T3XNUQVOIXCJR72O2WER2WQ

リンク先の記事では、厚生労働省が「エコーウイルス11型(E11)」の感染に関する全国調査に乗り出したことが報じられています。このウイルスは特に新生児に対して深刻な影響を及ぼす可能性があり、日本国内でも急性肝不全などを引き起こして死亡した例が確認されています。以下に主なポイントをまとめます:

  1. E11感染症の報告増加:2022年以降、特に欧州でE11感染に関連する重症例や死亡例の報告が増えており、日本でも昨年新生児3人が死亡するケースが確認されました。
  2. 感染ルートと予防法:E11は夏風邪を引き起こすエンテロウイルスの一種で、主に糞口感染や接触感染、飛沫感染を通じて広がります。アルコール消毒は効果がないため、石けんと流水を用いた手洗いが推奨されています。
  3. 重症化のリスク:感染者の多くは無症状や軽度の風邪症状で治りますが、新生児が感染した場合には肝不全や髄膜炎など重篤な疾患を引き起こすことがあります。
  4. 治療と対策:E11に特効薬はなく、治療は対症療法に限られます。厚労省はさらなる情報収集を行い、感染事例の監視や報告を求めています。

2025年3月6日 | カテゴリー : 健康 | 投稿者 : 大倉